Chris Coleman 21″ C Squared Rideの紹介

手数、音量、歌心を高いレベルでまとめ上げてるドラマー
Chris Coleman(以下クリス)のシグネチャーライドシンバルをマイネルが出したということで紹介していきます。

外見
ぱっと見普通のドライ系ライドシンバルの様に見えますが、ライドシンバルには珍しく周囲に穴が開いています。恐らくこれがこのライドシンバルの音色を作る最大の要因となっているでしょう。
クリスを表すであろうシンプルなC²のロゴが良い感じです。

 

ドライ系のライドは通常のライドシンバルと違い、ハンマリングや表面に加工を施すことでサステインを抑え、ピング音(コツンというアタックの音)に比重を置いたシンバルになっています。
そしてこのシンバルは21インチと、一般的な20インチのライドよりも一回り大きく作られています。シンバルの径が大きくなるにつれて音に厚みとサステインが伸びる傾向にありますが、そこでシンバルに穴を空けることで強烈なピング音と控えめなサステインを両立させた、これまでにないシンバルになっています。

 

クリスがドライ系のライドシンバルを使う理由
最近は手数重視のプレイングのドラマーが増えているように思います。ライドシンバルはハイハットと並んでリズムを刻む用途で使われる楽器です。ハイハットはペダルの踏み方によって音の長さのコントロールが可能な楽器ですが、ライドシンバルは自発的にミュートをしない限りは演奏中に音の長さのコントロールはできません。
クリスの様に手数を重視するプレイングの場合、それぞれの楽器の音が長いと他のパートをマスキングしてしまうため、それが短い楽器が適しているためと考えられます。

 

シグネチャーを作った理由
これはクリスのプレイスタイルに大きく表れています。
同じライドを使った二人の演奏を比べてみます。

他のドラマーのプレイとクリスのプレイと比べてみると明らかにライドシンバルの鳴らし方が違うことに気付けるでしょう。クリスはスティックのチップをライドに打ち付けるようにストロークすることで強いアタック感のある音を出しています。
また、クリスの動画ではライドの裏にガムテープを貼ってプレイしていることから、以前からよりアタックを強調したシンバルを求めていたことも予想ができるため、C Squared Rideの個性的な音色が作られたと思われます。

終わりに。
改めて他のドラマーと比べてみるとクリスのプレイスタイルにはこのシンバルが必要だったという印象を強く受けます。大音量の太鼓に負けない強烈なアタックを求めた結果がこのシグネチャーライドなんでしょう。
シンバルが大きければ大きいほど、厚ければ厚いほど、要するに体積が大きければ音量が大きくなりますが、半面サステインが長くなります。その問題を解決するためにライドシンバルに穴を空ける提案をしたマイネルスタッフのファインプレイが冴えわたるシンバルです。

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